「森下一尉」 自席で背後から声をかけられた。 「何か」 振り向くと、若い士官候補生が立ちすくんでいた。 「土方宙将より伝言です。『即座に第二会議室に出頭せよ』以上です」 「分かったわ、ありがとう」 微笑みを浮かべるが、彼のこわばりは消えない。 ふ…
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