A級戦犯合祀
少し前、「昭和天皇がA級戦犯合祀に対し不快感を表した」とされるメモが話題になってた。
話題にはなってたが、靖国神社はその事を問題視すべきでは無い。
なぜなら靖国神社は神道の神社であって、国家神道の神社では無いからである。
神道は八百万の神々を祭る多神教であり、神々に対して昭和天皇は一人の人間に過ぎない。
たかが人間である。神の行為に不快感を表明したとしても、「靖国にとって昭和天皇の想いなど関係ない」と考えるべきである。
一方、国家神道は万世一系の天皇を神として祭る一神教であり、昭和天皇は(少なくとも存命中は)神であった。
もし靖国神社が国家神道の神社ならば、唯一神が不快感を覚える行為を神社が行ったことになる。そんな事は、あってはならない。
故に、靖国神社が今回の事を問題視したいのであれば、まず国家神道の神社に変わってから問題視すべきである。
- 作者: 寺島靖国
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る