時間的無限

以前、某掲示板で「時間的無限≠数学的無限」という件が話題になった。とある人がこれを書き、皆の突っ込みに理由も言わず立ち去ってしまった。このため、どういう意味か未だに謎である。
 
そう言えば以前、「永遠=30分」という話もあった。*1その時にも記述したが、某天才無免許外科医によれば、「この一瞬=永遠」である。しかし、これだと「この一瞬=30分」となってしまう。いくら何でも30分は一瞬では無い。一睡である。
 
なぜ、このような状況が発生してしまうのか、その理由を思いついた。
ヒントは「アキレウスと亀のパラドックス」にある。
 
上記パラドックスは、数秒という時間を無限に分割することで成立している。時間は、無限に分割が可能なのである。少なくとも、そうイメージされている。
時間の長短は、その間に発生した事象の数によりイメージされる。そして、上記の「アキレウスと亀」であれば、「それぞれが進む」という事象が無限に存在する。無限の事象を含む時間という観点からは、一瞬と30分と永遠は等価である。
 
一方、「数学的無限」のイメージは自然数である。1と2の間は1回しか分割できない。このため、数学的無限は数直線の彼方としてイメージされる。
 
このように、時間的無限と数学的無限は、イメージ的に異なっている。これが、「時間的無限≠数学的無限」の正体と推測する。

タイムシフティング―無限の時間を創り出す

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