都知事選

 
週末、都知事選挙がある。
マッチョな発言と国旗国家強制が気に入らないため、現職には投票しないつもりである。
 
でもこの現職、母の評価が高い。
現職に投票しないと化けて出る、と言うのである。
「だってオリンピックを東京でやってくれるかも知れないじゃない」
いや、きっと無理だから。
「でも、他の人だと誘致すらしないじゃない。オリンピック観たい」
TVで観れるでしょうに。ワールドカップの時だって、会場には行かなかったでしょう。
「他の国だと放送が夜中になる。昼に観たい」
 
現職のマッチョな発言を説明しても、「言うだけならタダ」という顔をしている。
もうそれなりの年齢のため、あまり先の事は思い悩まず、刹那的に暮らしてるようである。しかしtemaはまだ若い*1。東京の、日本の未来を考えなくてはならない。
 
temaは社内会議では頻繁に失言をする。しばしば上司に怒られる。
しかし、それでも良いと考えている。
所詮、社内である。失言したからと言って、大きな影響は無い。
失言に対し、それほど御無体な罰則が付くワケでは無いし、他社員やプロジェクトに対するダメージは無い。
しかし社外の会議では、全ての発言は目的を持ち、設計し、計算したものであるべきだ。
計算間違いは仕方がない。
 
最近、現職に限らず政治家のマッチョな発言をしばしば耳にする。
日本国内にのみ関連する発言ならば、まだ良い。後で取り返しが付く。しかし他国に関連する発言は、計算したものであるべきだ。
 
いや、政治家だけに殆どの発言は計算されたものだろう。しかし、それらの発言は、国内に向けた効果しか計算してないように思える。
取り返しの付かない発言をするリーダでは、困る。そのリスクを過小評価するリーダでは、不安である。
このため、temaは現職には投票しない。
 
「投票してよ。私、夜中まで起きてられないんだから」
ビデオに録画しとけばいいじゃないですか。
「生放送がいい」
そうだ、北京オリンピックなら時差は殆ど無い。
 
時差が無くても、北京や福岡ではダメらしい。
「だって遠すぎるじゃない」
TVなら遠くても近くでも同じでしょうに。
この人、単に祭り好きなだけなんじゃないか?

*1:はずだ